ハーブティー ブレンド研究室
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エントリー目次
- ミントチャイ初体験 [2012. 03/16]
- 自家製チャイ (2012.01.25) [2012. 01/25]
- ミルクティーのテイスティング アッサムとエバミルクの割合による違い2 [2008. 12/28]
- ミルクティーのテイスティング アッサムとエバミルクの割合による違い [2008. 12/24]
- ミルクティーのテイスティング アッサム+エバミルク or 低温殺菌牛乳 1 [2008. 12/22]
- ミルクティーのテイスティング 7 ニルギリ+ローズ+ポーション [2008. 09/02]
- 豆乳チャイ(試作1) [2008. 08/24]
- 生クリームでチャイを作る [2008. 08/13]
- ミルクティーのテイスティング 番外編 クリープのポーションでハートを [2007. 12/30]
- ミルクティーのテイスティング 6 イングリッシュブレックファスト+低温殺菌牛乳 [2007. 12/29]
- ミルクティーのテイスティング 5 アールグレイ+低温殺菌牛乳 その2 [2007. 12/29]
- ミルクティーのテイスティング 4 アールグレイ+低温殺菌牛乳、高温殺菌牛乳、ポーション [2007. 12/17]
- ミルクティーのテイスティング 番外編 困ったときのミルクティー [2007. 12/10]
- ミルクティーのテイスティング 3 ニルギリ+低温殺菌牛乳 その2 [2007. 12/06]
- ミルクティーのテイスティング 2 アッサム+低温殺菌牛乳、高温殺菌牛乳、ポーション [2007. 12/03]
- ミルクティーのテイスティング 番外編 ミルクの種類 [2007. 12/01]
- ミルクティーのテイスティング 1 ニルギリ+低温殺菌牛乳 [2007. 11/30]
ミントチャイ初体験
2012.03/16 (Fri)
よく行くインドカレー屋でランチして、最後にホットチャイを飲みました。そうしたらいつもと違う味。
?!・・・ミント?!
いや、まさか。
でも…このスースーする感じはミント。
もっと言えば多分スペアミント。
あのガムとかの風味に似ているから。
それで店員さんに訪ねてみたら、やはり「ミント入っているよ」と。
チャイとミントとの組み合わせは全く考えたこともなかったので、衝撃的でした。
世の中私の知らない事ばかりだなと痛感。
飲んだ感想をもう少し詳しく書くと、よくあるスパイシーなチャイに比べて味自体は薄めでした。
そこにミントの風味、清涼感がプラスされていてあっさりしたチャイになっています。
いつものとどっちが美味しいかといえば濃厚でスパイシーないつものチャイの方が好み。
でもなんかミントチャイはクセになる感じがありますね。
書いている今ももう一杯飲みたいなって思っています。
ミントは家にあるしちょっとミントチャイに挑戦してみようかな。

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自家製チャイ (2012.01.25)
2012.01/25 (Wed)

騎士見習いさんのブログを見たら、久しぶりにチャイを飲みたくなったので作りました。
目分量でしたがレシピ載せておきます。
<材料>
牛乳 約600ml
紅茶葉 小さじ5杯程度
(使用茶葉:ウェッジウッドのイングリッシュブレックファスト《アッサムベース》)
シナモン 1/2本
クローブ 5個
カルダモン 1個
ジンジャー(ドライ) 小さじ1杯
<作り方>
鍋に牛乳と茶葉袋に上記の紅茶葉とスパイスを入れたものを入れて弱火~中火でグツグツと煮る。
途中何度か軽くかき混ぜる。
色が出てきてそれなりになってきたらお終い。
ミルクティーのテイスティング アッサムとエバミルクの割合による違い2
2008.12/28 (Sun)
左が低温殺菌牛乳20ml、右がエバミルク15ml
アッサム紅茶を使ったミルクティーの実験。
今回の目的は、抽出時間を変えた場合、低温殺菌牛乳とエバミルク(無糖練乳)それぞれのミルクティーで変化が出るかというものです。
1回目と2回目は、アッサムを一人当たり小さじ1/2、抽出時間3分で入れていました。
今回はリーフの量はそのままで、抽出時間を1分多い4分で行います。
牛乳とエバミルクの量は下の材料の分量です。
●材料(2人分)
アッサム 品質:C.T.C. (BOP) 小さじ すりきり1杯
水道水 400ml
低温殺菌牛乳 20ml、もしくはエバミルク 15ml
(ミルクについては後日紹介)
●入れ方
準備
・水を火にかけて沸かす
・ティーポット(このフィルター付のティーポットを使用)を温めておく
1.フィルターにアッサムを入れ、お湯が沸騰した頃を見計らいティーポットにフィルターをセットする
2.沸騰したお湯をポットに注ぎ、4分間抽出する
3.抽出中の間にカップを温めておく
4.抽出が終わったら、カップに紅茶を150ml、牛乳を片方に20ml、もう片方にエバミルクを15ml注いでかき混ぜる
●結果と感想
・アッサム 150ml+牛乳 20ml
香りのバランスが良い
味はほどほどの紅茶と丁度よいミルクの味
香り、味ともにバランスが良かったです。
・アッサム 150ml+エバミルク 15ml
1回目のエバミルク20mlの時ほどの強い香りはなくなりましたが、やはり練乳っぽい香りははっきりと分かります。
ちょっと紅茶の香りがほんのりと香るようになりましたが、それでも3分抽出、ミルク15mlのときと変わらない印象。
味に関しても香り同様、大して変化を感じられませんでした。
結論としては、牛乳は風味に影響があるけれど、エバミルクはほとんどないということでした。
エバミルクはちょっとやそっとのことでは風味が変わらないようです。
恐らく10mlでやっても前回と同じような風味になると思います。
それと一点。
実験を終わったあとにシュトーレンを食べながらこのミルクティーを飲みました。
そうしたらエバミルクの練乳の香りが邪魔に思えました。
牛乳の方は違和感なかったです。
エバミルクはやはり入れすぎないことと、使い方をちょっと考えないといけないかなと思いました。
次回は
・アッサムのリーフの量を増やし、抽出時間は3分。ミルクは低温殺菌牛乳20mlとエバミルク10mlで比較します。
ミルクティーのテイスティング アッサムとエバミルクの割合による違い
2008.12/24 (Wed)
左がエバミルク15ml、右が10ml
アッサム紅茶を使ったミルクティーの実験。
今回の目的は、エバミルク(無糖練乳)の量による風味の違いを調べることです。
前回、150mlのアッサムに対し、エバミルク(無糖練乳)を20ml入れたらミルクの風味しかしなかったので、今回はエバミルクを15ml、10mlにして試してみました。
●材料(2人分)
アッサム 品質:C.T.C. (BOP) 小さじ すりきり1杯
水道水 400ml
エバミルク 15mlと10ml
(ミルクについては後日紹介)
●入れ方
準備
・水を火にかけて沸かす
・ティーポット(このフィルター付のティーポットを使用)を温めておく
1.フィルターにアッサムを入れ、お湯が沸騰した頃を見計らいティーポットにフィルターをセットする
2.沸騰したお湯をポットに注ぎ、3分間抽出する
3.抽出中の間にカップを温めておく
4.抽出が終わったら、カップに紅茶を150ml、エバミルクを片方に15ml、もう片方に10ml注いでかき混ぜる
●結果と感想
・アッサム 150ml+エバミルク 10ml
香りは紅茶の香りもミルクの香りもあり、低温殺菌牛乳20mlのときよりどちらも少し香りが立っています。
味は紅茶の味がしっかりと分かります。
低温殺菌牛乳20mlのときよりも紅茶の味を感じることが出来ます。
それでいて濃いミルクの味も感じることが出来て、なかなか美味しいです。
それと、やはりエバミルク特有のとろりとした口当たりが少しあります。
全体的な感想は、香りも味もバランスが取れていて、かつ濃い目で美味しいというところ。
・アッサム 150ml+エバミルク 15ml
20mlの時ほどの強い香りはなくなりましたが、やはり練乳っぽい香りははっきりと分かります。
しかし紅茶の香りがほんのりと香るようになりました。
個人的に、ミルクたっぷりの美味しそうなミルクティーというイメージを持ちました。
というか『午後の紅茶』や『紅茶花伝』のミルクティーの香りに似ている気がします。
砂糖が入ったら美味しそうです。
味は紅茶の味もミルクの味もどちらもしています。
エバミルク10mlよりも当然紅茶が薄めでミルクが濃い味なのですが、エバミルク20mlのときのようにミルクだけの味にはなっていません。
ミルクのとろみ具合は予想通り10ml<15ml<20mlといった感じです。
あとやはり味の方も、ミルクの濃さが砂糖が欲しくさせます。
前回の低温殺菌牛乳も美味しかったのですが、エバミルクと比べると薄いというか普通というか。
反対にいえばエバミルクは濃くてクセがあるということなんですけれど。
砂糖なしで飲むのならエバミルク10mlが一番好みで、次が低温殺菌牛乳20mlでした。
でも牛乳を15mlにしたら紅茶の風味が出てきて、牛乳20mlのときよりも美味しいかなと思いましたし、牛乳とエバミルクをブレンドするのもいいんじゃないかなとも思いました。
次回は
・低温殺菌牛乳15mlとエバミルク10ml
・アッサムを濃く入れて今までのミルクの分量で比較する
のどちらかを試してみようと思います。
ミルクティーのテイスティング アッサム+エバミルク or 低温殺菌牛乳 1
2008.12/22 (Mon)
左が低温殺菌牛乳、右がエバミルクを使用したミルクティー
アッサム紅茶を使ったミルクティーの実験。
今回の目的は、エバミルク(無糖練乳)と低温殺菌牛乳、2種類のミルクによる味の違いを知ること。そして、初めて使うエバミルクの特徴を知ることです。
●材料(2人分)
アッサム 品質:C.T.C. (BOP) 小さじ すりきり1杯
水道水 400ml
エバミルク、低温殺菌牛乳 それぞれ20ml
(ミルクについては後日紹介)
●入れ方
準備
・水を火にかけて沸かす
・ティーポット(このフィルター付のティーポットを使用)を温めておく
1.フィルターにアッサムを入れ、お湯が沸騰した頃を見計らいティーポットにフィルターをセットする
2.沸騰したお湯をポットに注ぎ、3分間抽出する
3.抽出中の間にカップを温めておく
4.抽出が終わったら、カップに紅茶を150ml、ミルク(片方にエバミルク、もう片方に低温殺菌牛乳)を20ml注いでかき混ぜる
●結果と感想
・低温殺菌牛乳を使用したミルクティー
香りは紅茶の香りもミルクの香りもあり、ほどほどの強さです。
味は紅茶の味もミルクの味もありますが、どちらかというとミルクの風味の方が強く、紅茶は控えめです。
全く問題はなく、スタンダードな感じで美味しいです。
・エバミルクを使用したミルクティー
香りは甘い練乳の香りで、カップに鼻を近づけなくてもそれが分かるくらいです。
紅茶の香りは全く分かりません。
味は、練乳を甘くしなくするとこんな感じなのかあ、と。
正に無糖練乳。
とろ~りとした口当たりで、そのとろみ加減は練乳とポーションの中間です。
香り同様味もミルクの味が支配的で、紅茶の味は分かりません。
…でもじっくりと味わってみると、少し紅茶の味がする気がします。
とにかくエバミルクは香りが練乳過ぎ。
そして味も濃厚すぎで、もっといろいろと変えないと駄目だなあと思いました。
低温殺菌牛乳の方は上にも書きましたがこれでOKです。
気持ち紅茶が薄めでミルクの味がややしっかりしている感じだけど、ミルク多めで飲みたい人にはこのバランスが良いと思います。
今後は
・入れ方を変えて(アッサムの濃さ、紅茶とミルクの割合)、どの入れ方が一番美味しいのかを調べる
・砂糖を入れた場合の味
などを調べていく予定です。
ミルクティーのテイスティング 7 ニルギリ+ローズ+ポーション
2008.09/02 (Tue)

「フレーバーティーをミルクティーにしてみたらどんな感じになるのだろうか?それも以前飲んだことのあるアールグレイ以外で」
ふと思い立った疑問から、以前作ったニルギリ+ローズで試してみました。
ミルクはポーションを使用しました。
フレーバーティーの分量はカップ1杯分で、ニルギリ 小さじ2/3、ローズバッズピンク 2個です。
ミルクを入れる前は、サッパリとして上品なニルギリの紅茶に甘~くて華やかなローズの香りが加わったフレーバーティー。
以前の記事どおりに作ってみると結構ローズの香りが強かったです。
しかし、170ml程の紅茶のところへポーションを一個加え飲んでみると―
あれだけ強かったローズの香りはどこへやら。
ニルギリ紅茶にポーションを入れただけのものとほとんど差異はありません。
それで少し飲んだ後に紅茶を追加してみてやっとローズの香りが分かるかな、というレベルです。
なのでミルクティーにする紅茶は、ストレートティーでは香りがきついくらいが丁度良いようです。
それで、今ローズの香りを強くして淹れなおしもう一度ミルクティーを作ってみたら、今度はしっかりとローズの香りのするミルクティーに。
これ、結構いけるんじゃないかと思います。
自分としては好きな味。
多分ローズのフレーバーティーが好きなら、ミルクティーにしても楽しめると思います。
カテゴリーは実験的扱いですが、十分完成品として出せる美味しさです。
それと砂糖は・・少し甘くした方がより美味しいかと思いますが、それはお好みで。
豆乳チャイ(試作1)
2008.08/24 (Sun)

けいにゃんさんのブログで名前はよく見かけていて、何気に気になっていた「豆乳チャイ」を作ってみました。
最近急に冷え込んできたので温かいものが恋しくなります。
どんなレシピかどんな商品かは分からないので、いつも通りチャイを作る要領で牛乳の変わりに豆乳を使うという方法で作りました。
生クリームでチャイを作る
2008.08/13 (Wed)
チャイを飲みたくなったので久々に作ってみました。で、普通じゃないところ
<ミルクはMEGMILKのホイップ生クリーム100%使用>(メーカーの商品紹介)
(牛乳もポーションも無かった)
チャイを作るのにミルクをホイップだけって普通は無い・・・と思う。
●材料
水と生クリームが1:1
アッサム 小さじ1/2
シナモン、カルダモン、ジンジャー、クローブそれぞれ少々
●作り方
1.水に茶葉、ハーブを入れて沸騰させる。
2.沸騰したら生クリームを入れて沸騰しない程度に温める。
3.漉してカップに注ぐ。(砂糖を入れる)
●結果・感想
生クリームが・・強い。
濃厚~w
チャイの雰囲気はあるんだけれど、いかんせんミルクが強すぎるから本当に液体クリームを飲んでいる感じw
でも香りはシナモンなどの香りがきちんとしていて良し。
そこでスティックシュガーを入れて甘くしてみた。
・・・おお、マシになった!
1本じゃ足りず2本がちょうど良い甘さでした。
それで飲んでみて思ったこと
・砂糖を入れたら結構美味しくなった
・相変わらずアッサムはミルクティーやチャイにするには向いている
・ハーブ&スパイスのバランスは良かった
・生クリームは今の量じゃ濃すぎてダメだけど、牛乳と混ぜる(クリームも違うのを試してみる)と程よい濃さになるかも(牛乳だけだとちょっと物足りないと思ったことあったし)
ということでミルク作りをあれこれやってみたら美味しいものが出来そうな気がします。
今はまだ暑いので本格的にやるのは残暑が過ぎてからかな。
ミルクティーのテイスティング 番外編 クリープのポーションでハートを
2007.12/30 (Sun)
以前頂いたコメントの中で「クリープをつかってハートになると」というのがあったので、クリープのポーションで実際に出来るか試してみました。普通にミルクティーを淹れるのと同じ様に紅茶を濃い目に淹れてマグカップに注ぎ、クリープのポーションの蓋を少しだけ開けてレッツトライ!
ミルクティーのテイスティング 6 イングリッシュブレックファスト+低温殺菌牛乳
2007.12/29 (Sat)
美味しいミルクティーとは?検証第6回目。今回はイングリッシュ・ブレックファストで検証していきます。前回までの検証を踏まえて、牛乳は低温殺菌のみ、紅茶の抽出時間は3、4、5分で調べました。「ミルクティーのテイスティング」シリーズの記事へのリンクはこちら。
●材料(5ccの計量スプーンを使用し、すりきり1杯を1とする)
イングリッシュ・ブレックファスト(ウェッジウッド)1/2
低温殺菌牛乳(常温、20cc)
●淹れ方
1.ポットにリーフを入れる。
2.沸騰したお湯を150cc注ぎ、それぞれ3、4、5分間待つ。
3.カップに紅茶とミルクを入れかき混ぜる。
●結果・感想
始めに色の違い。

左から3,4,5分 はっきりと色の違いを確認できる。
・3分の場合
ミルク風味が濃いが、紅茶の味もちゃんと確認することができる。
・4分の場合
香りも味もミルクと紅茶のバランスが半々といった印象。
・5分の場合
紅茶が濃くて紅茶の苦味が分かる。しかしストレートで濃く淹れ過ぎたというような苦さほどでは無い。
イングリッシュ・ブレックファストはアッサム、ケニア、セイロンをブレンドしたものだけに、ミルクティーにしてもアッサムのミルクティーにいろいろと似ているところがありました。
まず肝心な味と香りですが、飲んだときの第一印象が「アッサムのミルクティーに似ている」でした。だけど具体的にはどれだけの差があるのかまでは分からなかったので、今度追加検証で比べてみようと思います。
それと抽出時間もアッサムと似ています。前回行ったアールグレイでは、3分では紅茶の風味がよく分からなかったのに対し、アッサムやこのイングリッシュ・ブレックファストは3分でもきっちりと紅茶の存在感を出しています。
ミルク20ccを基準とした場合は抽出時間5分は多いと思います。20ccなら好みで3~4分が良いと思います。20ccを基準としてミルク少なめにするなら抽出時間3分(もう少し短くても良いかも知れません)、多めにするなら4~5分といったところが妥当な時間だと思います。
また、ミルクに対しても負けない風味の強さがあるため、ミルクを多くしても紅茶の味がしっかりと残ります。そのため、ミルクたっぷりで飲みたい方にはこれやアッサムはお薦めです。
最後にもしかしたらなのですが、砂糖を淹れる場合はこのような濃い紅茶のミルクティーの方が向いているのではないかとふと思いました。ニルギリのようなさっぱりとした薄めの紅茶だと変に甘いだけの飲み物になりそうで難しそうな気がしました。やはり砂糖有りも調べてみないといけないなー。
ミルクティーのテイスティング 5 アールグレイ+低温殺菌牛乳 その2
2007.12/29 (Sat)
美味しいミルクティーとは?検証第5回目。今回は、前回アールグレイのミルクティーが薄かったことから、アールグレイを濃く淹れてやり直したものを検証していきます。前回は150cc3分で抽出していましたが今回は4分と5分で抽出しています。それと使用するミルクは今回は低温殺菌牛乳のみです。理由については後述。1回目のアールグレイのミルクティーの記事はこちら。
「ミルクティーのテイスティング」シリーズの記事へのリンクはこちら。

アールグレイ150cc+低温殺菌牛乳20cc 5分間抽出のもの
●材料(5ccの計量スプーンを使用し、すりきり1杯を1とする。分量はそれぞれ1杯分)
アールグレイ1/2
低温殺菌牛乳(常温、20cc)
●淹れ方(今回の2杯分の作り方)
1.ポットにリーフを入れる。
2.沸騰したお湯を300ccをポットに入れ、4分間たったら1杯分をカップに注ぎ、更にもう1分(計5分間)たったら残り半分を別のカップに注ぐ。
3.それぞれのカップにミルクを入れかき混ぜる。
●結果・感想
始めに色の違い。

左が4分で右が5分。写真では分かりづらいかもしれませんがやはり5分間の方がやや色が濃いです。
・4分間抽出の場合
ミルクの香りが若干上回っているけど、ベルガモットの香りもするといったところです。味はミルクが強めにでていますが前回の3分間抽出の時のようにミルクだけという感じはせず、紅茶の味も分かります。
・5分間抽出の場合
ベルガモットの香りがイイ具合に香ります。その上でミルクの香りもあるというバランス。味はアールグレイのコクがしっかりと残っていて、ストレートで飲むならえぐいのだろうけどミルクがうまい具合にマイルドにしてくれています。
全体的なイメージとしては、アールグレイにミルクを少し入れましたという感じ。
個人的には5分間抽出の方が美味しく飲めました。理由としてはアールグレイの味わいが楽しめたからです。ですが、まろやかさでは4分間の方が断然良かったです。なのでここは好みの分かれるところだと思います。
アールグレイはフレーバーティーなので、ベルガモットの風味を楽しんでなんぼだと思っています。アールグレイはメーカーによってはミルクやアイスティーを前提に作っているいるため、ストレートではかなり強い香りがするものもあります。それをミルクティーにすることで風味をマイルドに調節できますが、元々この香りが好みでは無いという方は別の紅茶を選ばれるのが当たり前ですが無難でしょう。
前回・今回と抽出時間を3、4、5分で試してみましたが、紅茶の苦味やコクが欲しければ(このメーカーのアールグレイに関しては)5分くらいでもOKだと思います。3分ではアールグレイの存在感が無かったのでミルクを5~10cc(ポーションの数にすれば1、2個)に減らせば、ベルガモットの風味が楽しめ、かつ比較的さっぱりとしたミルクティーになるのではないでしょうか。
20ccの牛乳を加えるなら抽出時間は4~5分が良いと思われます。
~ミルクについて~
今回ミルクは低温殺菌牛乳のみでした。これは、クリープのポーションは、どの紅茶で入れてもクリープの風味しか分からない様な状態になるので実験から外しました。また高温殺菌牛乳はどの紅茶と試しても低温殺菌牛乳よりややミルクの感じが強まるという傾向で一致していたので、これもとりあえず実験から外しました。
よって今後しばらくは低温殺菌牛乳のみで実験を続けていく予定です。
次回以降はダージリン他2種の紅茶が家に残っているので、とりあえずそれらのミルクティーを作ってみようかなと思っています。また突発的に何か違うことするかもしれませんが、それはそれとして。
何かこういう検証をして欲しいということがありましたらお気軽にどうぞ。
ミルクティーのテイスティング 4 アールグレイ+低温殺菌牛乳、高温殺菌牛乳、ポーション
2007.12/17 (Mon)
美味しいミルクティーとは?検証第4回目。今回はベルガモットの香りが特徴のアールグレイと各種ミルクの組み合わせを検証していきます。なお、前回までの記事のリンクはこの記事の一番下にあります。
アールグレイ150cc+低温殺菌牛乳20cc さて、今回の結果は?
●材料(5ccの計量スプーンを使用し、すりきり1杯を1とする)
アールグレイ1/2
低温殺菌牛乳、高温殺菌牛乳、クリープ製ポーション(全て常温。低温殺菌は20cc、高温殺菌は15cc、ポーション1個《5cc》を使用)
●淹れ方
1.ポットにリーフを入れる。
2.沸騰したお湯を150cc注ぎ、3分間待つ。
3.カップに紅茶(150cc)とそれぞれのミルクを入れかき混ぜる。
●結果・感想
始めに色の違い。

左から低温殺菌牛乳、高温殺菌牛乳、ポーション
一応左側が白っぽくて右がやや濃い色かなというところです。ミルクの分量を変えて大体同じ色になりました。ミルクの量が全て20ccだった2回目は違いが歴然としていました。
次に香り。
まず最初に、どれもベルガモットの香りがよく分りませんでしたということを。
その中で香りの違いはというと、低温殺菌はやや牛乳だと分かる香り。高温殺菌も低温とあまり変わりません。
そして、クリープはクリープ。1個だけなのにすっごいクリープの香りだよ!お前どんだけ自己主張強いんだ。
そして味。
低温殺菌はなんだかアッサムのときよりも紅茶の味が薄く感じました。高温は低温より若干水っぽく感じるような気もします。でもそんなに差はないと思います。
そしてクリープは味もやっぱりクリープ。1個だからまあなんとか大丈夫?ですが。
どうも今回の実験では、紅茶自体が薄くてミルクに勝てなかった部分があったように思えました。なので、次回濃い目に入れてもう一度やり直そうと思います。
それと今回始めて気付いたのですが、ミルクティーの場合温度が下がっていくと香りがあっという間に消えていってしまいました。
これは冷める前に飲めということですね。ハーブティーだと温度の違いで香りや味が変化していって結構冷めてきても楽しみようがあるんですけどね(もちろん美味しく飲むにはある程度温かくないとあれですが)。ついついブログのための写真を撮っていたら冷めてきちゃったので次回以降は気をつけないといけないです。
また、今回はたまたま残った3種類をまとめてレンジでチンしてみたのですが、そうしたらミルクの香りと味は分かりにくくなり、反面紅茶の香りが出てきました。
ミルクは沸騰させると駄目ということでしょうか?やればやるほど知らないことが増えていきます・・・これもいつかは検証の対象にしたいです。
今回のところはこれまで。次回でアールグレイを濃くしてやり直します。使用したアールグレイについては近日紹介します。それと、次回写真はきっと今回の使いまわしですw
前回までの記事
1回目:ミルクティーのテイスティング 1 ニルギリ+低温殺菌牛乳
2回目:ミルクティーのテイスティング 2 アッサム+低温殺菌牛乳、高温殺菌牛乳、ポーション
3回目:ミルクティーのテイスティング 3 ニルギリ+低温殺菌牛乳 その2
ミルクティーのテイスティング 番外編 困ったときのミルクティー
2007.12/10 (Mon)
ミルクティー(チャイ)にしちゃえばなんとかなるさ!と、今回はある意味実用的である意味ものすごーくレベルの低い体験談の紹介です。まず始めにストレートの紅茶にいろいろとスパイスを入れたものを作ろうとしました。これの続きです。
●材料 ニルギリ(TEEJ)2/3(5ccの計量スプーンを使用し、すりきり1杯を1とする)、カルダモン1個、クローブ1個、シナモン少量、ジンジャー(摩り下ろし生姜)少量
●淹れ方
1.材料をティーポットに入れる。
2.沸騰したお湯を200cc注ぎ蓋をして2~3分間待ち、時間が経ったら出来上がり。
●中間報告
濁ってやがる・・・・・・写真を撮るのを思わず忘れてしまうほどの色。紅茶とコーヒーの中間色って感じでした。摩り下ろし生姜が不味かったのだろうか。
そして味の方も期待を裏切らない味で・・・
で、こりゃあどうしようもなかったのでミルクティーにして飲んでしまおうと考えました。
その時の追加材料として牛乳150ccの他に粉末のターメリックも少々入れました。半分自棄(やけ)です。
これを小鍋に入れてコトコトと沸騰直前まで煮ます。紅茶:牛乳=1:1です。鍋で煮ると面倒なのでレンジでチンの方が手軽で良いかと思います。

出来上がり。今回のへっぽこぶりに心なしかマグカップの犬に馬鹿にされてるような気がします。
●結果・感想
ミルクの香り以外はよく分かりませんでした。スパイスはいずこへ?!そしてターメリック入れたから色が黄色くなってます。
ですが味はそこそこ、というか普通です。ストレートのときの酷さを考えればみごとに立て直してくれたと評価できます。スティックシュガーを入れたら普通のあま~いチャイが出来ました。
海外の紅茶の産地では、不味い紅茶を飲むときはミルクティーやチャイにして飲むと聞いたことがあったのを思い出しました。今回はそれをたまたまやったということでしょう。
「コーヒー・紅茶が不味かったらミルクと砂糖でごまかせ!」
これが今回の結論です。
ミルクティーのテイスティング 3 ニルギリ+低温殺菌牛乳 その2
2007.12/06 (Thu)
なんかニルギリでもミルクティー美味しいと思っちゃったので報告までに。記事に書く気なく作ったので厳密な分量は分かりませんのでご了承下さい。1回目:ミルクティーのテイスティング 1 ニルギリ+低温殺菌牛乳
2回目:ミルクティーのテイスティング 2 アッサム+低温殺菌牛乳、高温殺菌牛乳、ポーション
●材料
ニルギリ(TEEJ)2/3(ニルギリは5ccの計量スプーンを使用し、すりきり1杯を1とする)
低温殺菌牛乳(常温を使用)20cc程度
●淹れ方
1.ポットにリーフを入れる。
2.沸騰したお湯を150cc注ぎ、通常より長めの4分間以上待つ。
3.カップに紅茶150ccと牛乳約20ccを入れかき混ぜる。
●結果・感想
まず比較として1回目のニルギリのミルクティーの条件と特徴です。
・材料 ニルギリ2/3、低温殺菌牛乳(常温を使用)30~40cc
・淹れ方
1.ポットにリーフを入れる。
2.沸騰したお湯を170~200cc注ぎ、通常より長めの4分間待つ。
3.カップに紅茶(約150cc)と牛乳(30~40cc)を入れかき混ぜる。
・特徴
甘くてまろやかで濃厚な牛乳の味が強いです。そしてミルクティーとしては薄いです。いまいち。
材料は一緒ですが、量は牛乳が前回の方が多いです。お湯も今回は最初から150ccでしたが前回は170~200cc作ったうえでの150ccだったので今回の方が濃いです。
そんなことから前回はミルクの風味が強くミルクティーとして薄味と感じていました。しかし今回は紅茶の風味がしっかりと味わえました。アッサムと比べるとまろやかな味わいになっていて、変な表現をしますが「胃に優しいミルクティー」って印象を受けました。つまりカフェインの刺激?を余り感じないということです。
ミルクの風味をより楽しみたいのならニルギリのミルクティーはアッサムよりいいと思う。
やはりミルクティーとして淹れるには濃くする必要があるようです。ストレートで飲むとニルギリといえど結構苦かった。
飲み方ですが最初からミルクティーとして飲むのもありですし、または最初はストレートで楽しみ、2杯目以降苦くなってきたら(ポットにリーフがずっと入っている状態です)ミルクを足してミルクティーとして楽しむのも一度に2つ楽しめて?良い感じです。
前回、美味しくなかった原因を下のように挙げました。
1.牛乳の量が多い
2.牛乳がミルクティーには合わない
3.ニルギリはミルクティーに向かない
4.(好みの問題)
今回の結果からだと該当するのは1.ですね。それと紅茶が薄かったと。
2~4は違うことが証明されました。
ニルギリのミルクティー、クリーミーでなんだかはまりそうです。
ミルクティーのテイスティング 2 アッサム+低温殺菌牛乳、高温殺菌牛乳、ポーション
2007.12/03 (Mon)
美味しいミルクティーとは?検証第2回目。今回はミルクティー向きの紅茶として王道中の王道であるアッサムを使用して検証していきます。さらに組み合わせるミルクも前回の低温殺菌牛乳だけではなく、一番普及している高温殺菌牛乳とポーションも追加してそれぞれの相性、違いなどを検証していきます。まだ1回目をご覧になっていない方はこちらをご覧下さい。
●材料
アッサム(TEEJ)2/3(5ccの計量スプーンを使用し、すりきり1杯を1とする)
水150cc
低温殺菌牛乳、高温殺菌牛乳、クリープ製ポーション(全て常温で20cc使用。ポーションは1個5ccを4個使用)
●淹れ方
1.ポットにリーフを入れる。
2.沸騰したお湯を150cc注ぎ、3分間待つ。
3.カップに紅茶(150cc)とミルク(20cc)を入れかき混ぜる。
●特徴
始めに色の違い。

左から低温殺菌牛乳、高温殺菌牛乳、ポーション
ポーションはやたら白い。牛乳は若干低温殺菌牛乳の方が色が濃い。
次に味と香り。
低温殺菌牛乳はアッサムの味がきちんと残っていました。ミルクと紅茶の苦味のバランスが良い感じです。香りもアッサムの香りが残っていて、今回3種類の中では一番良かったです。
高温殺菌牛乳はミルクの味がやや強くなり全体の味が低温殺菌よりやや薄くなった感じです。ちょっと分量を減らせば低温殺菌に近くなるかもしれません。
で、ポーションはクリープのあの香り!濃厚なミルクの味・触感が凄い(なんじゃこりゃあ!な意味で)!口の中に膜ができて膜とミルクの味がずっと残る。アッサムの味はよー分かりません!
それだけポーション1個は濃厚ってことなんでしょう。使用するなら1~2個ですね。
また、ニルギリとの比較で感じたことは、
1.アッサムの方が紅茶の力強さがあるのでミルクティーにするには向いている。
2.ただしニルギリもミルクの量を減らす、あるいは抽出時間を更に長くすればミルクティーとしての利用もありかも。
3.薄味(苦味・渋み・甘みなどが抑えられた)好みの人にはアッサムのようなしっかりとした紅茶よりもニルギリなどのスッキリとした紅茶の方が好まれるかもしれない。
です。
2回目の結果として、やはりアッサムはミルクティー向きだったと分かったこととポーションは1~2個が適量だということが分かったのが大きな成果でした。それと紅茶と牛乳の比率が150:20程度が良いということが分かったのも大きいです。
次回・次々回あたりは人気の高いダージリン、アールグレイをミルクティーにしたらどうなるかを予定してます。それと使用するミルクを混ぜるという方法も後々はやるかもしれません。
ミルクティーのテイスティング 番外編 ミルクの種類
2007.12/01 (Sat)
この実験では現時点では次の3種類の牛乳&ポーションを使用しています。1.(高温殺菌)牛乳:「北海道牛乳」/130℃2秒間/8.4%以上/3.6%以上/株式会社ミルクの郷
2.(低温殺菌)牛乳:「低温殺菌63℃30分間殺菌」/63℃30分間/8.3%以上/3.5%以上/株式会社 湯田牛乳公社
3.ポーション:「クリープ」/―/5.0%/20.0%/森永乳業株式会社CY
(種類:商品名/殺菌/無脂乳固形分/乳脂肪分/製造社名)

左から1番、2番、3番
味の比較もしてみました。因みに自分は牛乳は飲めるけど、そのままで飲むのはあまり好きではないということを知っていただいた上で読まれると、より伝わりやすいのではないかと思います。
1.香りが「あ、牛乳だ・・・」です。昔から知っている奴です。味もやはり昔から良く知ってる牛乳独特の(変な)甘さ。
例えるならば「学校給食のときの牛乳をマシにした感じ」自分はどうもこの味が好きになれない。
2.甘くてまろやかな香りがします。この香りはなかなか良い感じです。味、GJ!味も甘くてまろやか。変な気持ち悪さなど一切無し。ビバ、低温殺菌!ってことなのか?!
3.すっげ、粉のクリープの香りそのまんまw 味は、、、濃厚すぎる・・・なんというか、濃縮牛乳・・とも違う。とりあえずこれだけで飲むもので無いということは分かったw
以後このミルクを使用してミルクティーを作っていきます。
なお、以前書いたミルクティーのテイスティング 1は2.の低温殺菌牛乳を使用しています。
ミルクティーのテイスティング 1 ニルギリ+低温殺菌牛乳
2007.11/30 (Fri)
いくつかのHPでニルギリの紅茶はミルクティーにも向いていると書いているが個人的に疑問。そんなこともあり美味しいミルクティーはどれかということをこれから数回にわたって調べていきます。●材料
ニルギリ(TEEJ)2/3(5ccの計量スプーンを使用し、すりきり1杯を1とする)
低温殺菌牛乳(常温を使用)30~40cc
●淹れ方
1.ポットにリーフを入れる。
2.沸騰したお湯を170~200cc注ぎ、通常より長めの4分間待つ。
3.カップに紅茶(約150cc)と牛乳(30~40cc)を入れかき混ぜる。
●特徴
甘くてまろやかで濃厚な牛乳の味が強いです。そしてミルクティーとしては薄いです。いまいち。
考えられる原因は、
1.牛乳の量が多い
2.牛乳がミルクティーには合わない
3.ニルギリはミルクティーに向かない
4.(好みの問題)
のいずれかだと考えられます。
とにかく結論はすぐ出ないので今後も引き続き行っていきます。
