フルカラーで豊富な写真を交えて紹介した、ハーブティー初心者にお薦めの1冊。
選別・保存、ティーの淹れ方などといったハーブの基礎知識が見やすくまとまっていて、ハーブの効能の説明は役立ちますし、ハーブティーのレシピ集は参考になります。
また、ハーブティー以外のハーブの利用法も紹介されています。
本体価格 1,400円 (税込 1,470 円)
A5判 191項 単行本(ソフトカバー)
寸法: 20.8 x 14.8 x 1.4 cm
この本は大きく分けて3つの内容に分かれています。
Part1「ハーブティーの基礎知識」ハーブティーの歴史、効能、選び方に保存方法、淹れ方、ハーブ同士またはお茶やジュース・お酒とのブレンドの方法、他にハーブティーの様々な活用法などについて書かれています。
これからハーブティーを始めるという人にはとても役に立つ情報が載っています。また、ハーブティー活用法として、ハーブソープ、ヘアリンス、手浴・足浴、ハーブ染めといった飲む以外の紹介も嬉しいです。
Part2「57種のハーブからつくるハーブティー図鑑」本の大半を占めるのがこの図鑑部分です。
57種のハーブを、学名、使用部位、原産地、効果、飲み方、注意点と、そのハーブを使用した全192種類のブレンドティーレシピの紹介をしています。
各ハーブ1ページから2ページ、一部のハーブでは4ページ以上を割いており、ハーブの使用方法や具体的な効果の説明、そのハーブにまつわる逸話などを美しい写真を交えてとても読みやすく紹介しています。そのためハーブティーを本格的にやっていない人でも、眺めるだけでも楽しいし雑学の本としても優れています。
57種類のハーブの選択ですが、図鑑としては種類が少ない感じですが有名かつ手に入り易いものを選んでいるので結構実用的です。
またブレンドティーのレシピでは、症状や状況に応じた紹介がされているので、自身が欲しい効能のブレンドティーを選ぶことも出来ます。
それと「ハーブティーの種類と効果一覧表」がついています。これは効能早見表として便利ですが、各ハーブ紹介に書いている効能と違っていることがいくつかあるのであくまでめぼしを付ける程度のものとして活用するのが良いと思います。
Part3「ハーブを使ったハーブティーに合うお菓子」ここではそれぞれ2、3種類ずつのゼリー、クッキー、ケーキ、パン類、和風のハーブを使ったお菓子レシピと、それに合うハーブティーの紹介をしています。
一例を挙げると、ハイビスカスとローズヒップのゼリーにはレモンバームウォーターを、スパイス(シナモン、ジンジャー、ナツメグ等)とコーヒーのクッキーにはジンジャーホットミルクといった具合です。
ハーブを活かした手作りのお菓子は美味しそうですし、どんなお茶がどんな味のお菓子に合うのかという情報は参考になります。
・補足
2007年4月に同著者・同出版社から
『ハーブティー辞典』(サイズ・値段ともに同じでページは20項ほど多い)という108種類のハーブを紹介した同様の本が出版されています。
ハーブの紹介数ではこちらの本は劣りますので新しい本の方が良いと考えるのは自然なことです。しかし『ハーブティー辞典』はこの本のPart3がごっそり削られたこと、ひとつのハーブの情報が少なくなったことにより読み物の魅力が減ったこと、また普段使用するハーブはこの本で十分まかなえること。
それらのことから、そんなに珍しいハーブを必要としないという初心者の方や、飲む以外のこと、特にお菓子にも興味があるという方にはこちらの本をお薦めします。
(2007/03/02「ハーブの本」編集)
(2008/11/28再編集)